【夢に全力投球】ヴァイオラ・ビーチのお茶目な素顔と思い出


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海外では8月、日本盤は10月5日に発売されたヴァイオラ・ビーチのセルフタイトルのデビューアルバム。イギリスでは多くのアーティストからの支持もあり、初登場1位を獲得しました。ニュースでは悲劇的な事故の側面についての報道ばかりなので、この機会にメンバー4人の素顔と思い出を紹介していきたいと思います。

<Viola Beachを知らない方のために、簡単なバイオグラフィー>

2015年にバンドを結成し、同年夏にデビューシングル「Swings & Waterslides」をリリースしました。メンバーは、クリス・レナード(ギター、ボーカル)、リヴァー・リーヴス(ギター)、トーマス・ロウ(ベース)、ジャック・ダキン(ドラム)の4人。2016年にセルフタイトルのデビュー・アルバム『ヴァイオラ・ビーチ』をリリースし、UKチャート初登場1位を獲得しました。

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<交通事故について>

2016年2月13日、メンバー4人とマネージャーのクレイグは、スウェーデンでのフェスティバル出演を終え、車でイギリスに戻ろうとストックホルム郊外を走行していました。明確な理由はわかりませんが、可動式の運河橋に猛スピードで突っ込んでしまい、高さ24メートルから車ごと転落……メンバー全員とマネージャーの死は、イギリスだけでなく日本を含む世界中で報道されました。

<メンバーについて>

では、ここからメンバー4人について紹介していきたいと思います!

■クリス・レナード(ギター、ボーカル) 享年 20歳
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楽曲の制作を担当していたクリスは、ファッションが大好きでした。レオパード柄のコートを着たり、右と左で柄が違う靴下をはいたり、女性ものの派手な洋服を好んで着ていました。これを聞くと買い物中毒?なんて思いますが、クリスはチャリティーのお店以外では買い物をしなかったそうです。母親は「新品のシャツをあげたとしても、彼は着ない思う。」と語っています。

クリスの母親は、クリスがバンドメンバーと共にグラッペンホールにある家に住み始めたときに料理好きの息子にエプロンをプレゼントしたそう。彼女のネギーンは「彼らは貧乏すぎて、どんなものからでも食事をつくれるの。笑」と語っており、駆け出しのインディーバンドらしい(!?)生活を送っていたようです。

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クリスは14歳の時に音楽に目覚めました。幼馴染のジャックと共にヴァイオラ・ビーチを結成する前にも、別のバンドを組んでいました。常に音楽の事を考えていて、自分の音楽を聞いてもらえるチャンスがあるとなると、疲れを見せずに夢中になっていました。Reading and Leeds Festivalでの公演が終わって朝の3時に次の公演に向かっていてもクリスはへっちゃらで、家族はそのタフさに驚いたそうです。”10分間背を向けていたら1曲できあがってしまう”と彼女に言われるほどクリスの頭の中はアイディアに溢れていました。

Making full use of @acapellaapp for writing new tunes lol x

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クリスは自身の将来について、「彼女の故郷やLAに家を建てたいけど、人々から注目を集める有名人になることには興味はない。大好きなXBOXがある家で楽曲制作をしていたい」と母親に語っていました。

■リヴァー・リーヴス(ギター) 享年19歳。

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リヴァーとギターの運命的な出会いは、なんと5歳の時!母親のミランダが、まだ少し早いかな….と迷いながらもアコースティックギターをプレゼントをした事が全ての始まりでした。リヴァー自身も小さいころから”将来自分がやりたいことは音楽だ!”とわかっていました。ギター以外にもピアノも弾けたようです。

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大学では音楽を専攻し、在学中に別の大学から入学のオファーがあったのですが、同時期にヴァイオラ・ビーチに参加する機会が訪れ、バンド加入を選びました。父親はある高校で教頭先生をしていて、この決断を歯がゆく思ってる部分もあったそう。後にリヴァーは、Reading and Leeds Festivalでのライブの後、父親に次のように言ったそうです。

「さっきのライブ、お父さんに認めてもらうには十分な大きさだったかな?」。

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ある時父親がリヴァーに将来は何になりたいのか聞いたところ、「グリーン・デイみたいにステージに立ちたい」と答えたそうです。

コールドプレイのクリス・マーティンは事故を知り「グラストンベリーでヴァイオラ・ビーチに曲を演奏してもらおうと思う。」と語り、実際にヘッドライナーを務めた同ステージで、ヴァイオラ・ビーチが演奏する映像をステージのバックに映し出し「Boys That Sing」をパフォーマンスしました。天国のリヴァーも、間接的ではありますが世界最大級の音楽フェスのステージに立てて喜んでくれてるといいな。。

■トーマス・ロウ(ベース) 享年 27歳

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他のバンドメンバーが20歳と若く、トーマスは自分だけ年が離れている事をよくジョークにしていました。他のメンバーに比べると音楽との出会いは遅く、トーマスが14才の時にドラムをはじめました。過去にはThe stocksというバンドで活動していましたが、バンドの活動拠点が移動することになりバンドを抜けました。するとすぐに、ヴァイオラ・ビーチに参加する機会に恵まれました。トーマスは親しみやすく堅実で、友達もたくさんいました。この映像を見ても、トムが愛され(いじられ)キャラだという事がわかりますね。

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A video posted by @violabeach on

トーマスの母親はとても心配性で、連絡して電話にでないと彼のFacebookのページにコメントしていました。そうすると、すぐさまトーマスは母親に折り返し連絡をいれていたそうです。(そりゃ、親からコメントされたら嫌ですよね。笑) 溺愛する息子をいつも気にかけていたトーマスママは、トーマスにフルタイムの仕事をしたらどうか尋ねました。その時彼はこう答えたそうです。「世界中に音楽を演奏しにいって、1ペニーしか貰えなかったとしても自分は世界中で一番幸せものだと思うんだ」。

■ジャック・ダキン(ドラム) 享年 19歳
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幼い頃からドラムに興味を持っていたジャックは、小学校に入学すると学校の机や椅子をドラムのように叩いていました。学校の先生がドラムの経験者で、その先生からの勧めもあり、親のイアンはジャックが8歳の時に音楽学校のドラムレッスンに連れて行ったそうです。

後にヴァイオラ・ビーチを共に結成することとなるヴォーカルのクリスとの出会いは4歳!お互い”音楽”という共通の興味があり、それ以来幼馴染のクリスとは大の仲良しに。ジャックはいつも明るくバンドではムードメーカーのような存在でした。

https://www.instagram.com/p/BBp4OQXP1vV/?taken-by=violabeach

ジャックは将来、”超スーパー・ロックスター”になるという大きな夢を持っていました。パッションを持って大好きなドラムに取り組んでいましたが、現実は厳しかったそう。ジャックの母親は次のようにコメントしています。「夢を追いかけることはとても大変。彼らは全員仕事を失っていたからね。小さなクラブからフェスまで出演していたから、仕事をキープすることが難しかったの。」

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現実が厳しくても夢を追いかける息子を応援しようと、父親は高身長のジャック(約193cm)の為にカスタマイズされたドラムキットをプレゼントしようとしていました。その矢先に事故に巻き込まれてしまい、このカスタマイズされたドラムはジャックに使われることはなかったそう。

<最後に>

そして、事故当時ヴァイオラ・ビーチと共に車に同乗していて亡くなったマネージャーのクレイグ。彼に出会ってからバンド活動がスムーズになり、メンバー全員が彼を尊敬していたそうです。思い出話ばかりになってしまいましたが、メンバーのお茶目な性格や、音楽を愛していたことが伝わっていたら嬉しいです。

バンドメンバー全員が亡くなってしまった事は心が痛くなる現実ですが、彼らの音楽はエネルギーに溢れ気持ちを明るくさせてくれるものだと思います。最後の最後に、ヴァイオラ・ビーチのプレイリストを貼っておくので、ぜひご覧ください。

<おまけ>

大の仲良しだった彼ら4人の写真。

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■リリース情報
アーティスト: Viola Beach(ヴァイオラ・ビーチ)
タイトル: Viola Beach(ヴァイオラ・ビーチ)
レーベル: Fuller Beans / Hostess
品番:HSU-19390
価格:2100円+税
※日本盤は英詞、歌詞対訳、ライナーノーツ、ステッカー 付

<トラックリスト>
1. Swings And Waterslides
2. Like A Fool
3. Go Outside
4. Cherry Vimto
5. Drunk
6. Really Wanna Call
7. Call You Up
8. Get To Dancing
9. Boys That Sing

※iTunesでも配信中。  https://itunes.apple.com/jp/album/viola-beach/id1125345402?app=itunes&ls=1&at=11lwRX