【梅雨前線を吹き飛ばせ】スティーリング・シープが切り開くガールズバンドの新時代【音楽とカルチャーの融合】


こんにちは!
6月に入り、まもなく梅雨の季節がやってきますね
雨だとどうしてもテンションが下がりがちです…
個人的には雨で髪型が崩れてしまうのがツライです…
しかし、テンションを下げたままでいるわけにも行きません!
今回はじめじめした毎日を吹き飛ばしてくれる最高のガールズバンドをご紹介いたします!

なんとも派手な衣装と不思議な空気感。
彼女たちの名前はスティーリング・シープといいます。
一度見たら忘れられなさそうです。

彼女たちのことがすでに大好きなアナタ、よく知らなくてもなんだか彼女たちが気になるアナタ。
最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
一緒にスティーリング・シープを紐解いて行きましょう。

スティーリング・シープはリヴァプール出身のガール・ポップ・トリオです。まずその奇抜なバンド名…由来が気になりますよね。ノルウェイのEnslavedというメタル・バンドが、音楽をオンライン上でフリーダウンロードすることを合法化しようとしていた政治家から羊を盗んで反抗したというエピソードを聞いて、「Stealing Sheep」という名前に決めたそう。

メンバーはヴォ―カル&キーボードのレベッカ、ヴォーカル&ギターのエミリー、ヴォーカル&ドラムのルーシーの3人。
3人ともヴォーカルを務めています。

スティーリング・シープを結成する以前は3人が別々に活動していました。
お互いの趣味や考え方が似ていて、一緒になにか作ったらきっと面白いことが起きるんじゃないかと思いバンドを結成したんだそう。
3人が出会ってバンドを組んだのは、もしかして運命なのでは…?

もともと彼女たちの音楽に対するアプローチは別々。いろんな音楽や人々に影響を受けながら、現在のスタイルに落ち着いていったんだといいます。

そんな彼女たちは2012年にテンプルズやトーイも所属する<Heavenly Recordings>からデビュー・アルバム『イントゥ・ザ・ダイアモンド・サン』をリリースします。

このアルバムのリード・シングル「Shut Eye」はネット上でカルト的な人気を獲得し、PlayStation Vitaの‘Tearaway ~はがれた世界の大冒険~’のアナウンス・トレイラーにフィーチャーされて話題となりました。

不思議でどこか不気味な雰囲気をもつMVからは目が離せません。

そんな彼女たちのアートに富んだ作品は一躍注目を浴びるようになります。

そして続く2015年にはセカンド・アルバムである『ノット・リアル』をリリースします。

本作では一転、アナログシンセとドラムマシンを用いており、よりエレクトロでローファイなサウンドが際立っています。

彼女らのビデオやスタイルは極めてシュールポップ。
その素晴らしさと実力は折り紙つきで、レインダンス映画祭でベストミュージックビデオ賞を獲得しています。

そんな彼女たちのルーツには女性アーティストの名前が多く連なります。

特にセイント・ヴィンセントやオノ・ヨーコなど、強い自分を持っている女性に惹かれるのだとか。センヴィン姐さんのツアー・サポートを務めた経験も。💋

また音楽以外のアーティストにも影響を受けていて、シュルレアリストの女性アーティストには強く惹かれるものがあるのだそう。
ちなみにシュルレアリストとは超現実主義の表現を用いる芸術家のことで、シュルレアリスムとは夢と現実が矛盾している状態、日常と非現実的なものが並列して表現されているというのが特徴…あのダリやピカソもその1人なんだって。難しいです…

確かに彼女たちの作品をみると、現実と非現実が混在しているような世界観を持っていますよね。

彼女たちの作品やSNSを眺めていると、間違いなく影響を受けていると断言できるものがあります。
それはずばり!日本のポップカルチャーです。
彼女たちのインスタにはたくさんの日本語がでてきます。

ちなみにこちらはロンドンのライブの案内ですが、超日本語です。羊盗み。

日本人である自分たちからするとなんだかくすぐったい気持ですね。
しかしアートやカルチャーに精通している彼女たちが日本のカルチャーに惹かれているのはなんだか誇らしい気持ちです。

最新のアルバム『ビッグ・ワオズ』はまさに日本のカルチャーからの影響を多く受けたアルバムになっています。

キラキラしたちょいダサジャケットは、一昔前の日本のアイドルのものみたいでとてもキュートです。

今年1月に日本に念願の初来日を果たしており、東京でゲリラ・ライブを行ったりしていた模様。

https://www.instagram.com/p/Bs4N0t3FIBq/?utm_source=ig_web_copy_link

日本のカルチャーはフューチャリスティックな感じがしてイギリス出身の彼女たちにはとても新鮮で斬新なものに写るんだそうです。

まるで昔のパソコンの画面をのぞいているようなアナログなMVが素敵です。

彼女たちは本作について”スローラッシュ”だと説明しています。約3年もの歳月をかけて、個々のアイデンティティを表しつつもひとつのグループとしても調和がとれているようなアルバムを目指したといいます。理想とする作品に向けて個々がゆっくりと3年かけて突き進んでいったという、これまでの作品と比べると、さらに壮大で奇妙で難解な作品になっています。

音楽とカルチャーに秀でた彼女たちですが、スティーリング・シープとして「女性3人がバンドをやっている」というイメージを主張していきたいそうで、それはバンドを始めた当時から変わらないことだそう。

実際に地元イギリスの取材で音楽業界における女性の立場について話したり、フェミニズム関連のイベントでパネリストをしたりしています。
また、ヴォーカル&ドラムのルーシーはもっと多くの女性が積極的に音楽シーンに関わるようになるよう、女性向けのドラムワークショップを開いたりもしています。

彼女たちが女性のために活動する姿は、アーティストに限らず多くの女性に勇気を与えていることでしょう。
そんな面から彼女たちの作品を味わうのも楽しみの一つかもしれませんね。

■リリース情報
アーティスト名:Stealing Sheep(スティーリング・シープ)
タイトル:Big Wows(ビッグ・ワオズ)
海外発売日:発売中!
レーベル:Heavenly Recordings / Hostess Entertainment

<トラックリスト>
1. Show Love
2. Back In Time
3. Jokin’ Me
4. Why Haven’t I?
5. Girl
6. Just Dreaming
7. Big Wows
8. Breathe
9. True Colours
10. Choose Like You
11. Heartbeats (hidden track)

※アルバム『ビッグ・ワオズ』配信中!
リンク:http://smarturl.it/txnz4e

■バイオグラフィー
リヴァプールのガール・ポップ・トリオ、スティーリング・シープ。テンプルズやトーイも所属するUKインディーレーベル<Heavenly Recordings>と契約し、2012年にデビュー・アルバム『イントゥ・ザ・ダイアモンド・サン』をリリースした。ザ・ポスタル・サーヴィスやアルト・ジェイとツアーをまわり、セイント・ヴィンセントのパリ公演のオープニングも務めた。2015年、セカンド・アルバム『ノット・リアル』をリリース。2019年4月、4年ぶりとなる新作『ビッグ・ワオズ』をリリースした。