【アニマル・コレクティヴ特集Vol.1】メインソングライター=エイヴィのソロ出たよ!アニコレ最近のアレコレ【アマゾン編】


 

台風が来たり、ムシムシと暑い日が続きますが、皆さま如何お過ごしでしょうか。

こんなに暑い日が続くと去年のあの熱い一夜、そう、HCANを思い出しますね?みんな大好きアニマル・コレクティヴの久しぶりの来日ライヴ、最高でしたね。

 

DCを読んでくれているみなさんはもちろんチェック済み&チケットも準備済みなことと期待しておりますがここで改めて声を大にして。

セイント・ヴィンセントとモグワイをヘッドライナーに迎えて今年もHOSTESS CLUB ALL-NIGHTER開催されますよ!

 

いよいよ来週8/19(土)の深夜です。サマーソニック内ミッドナイトソニックでお会いしましょうね!詳細はこのページ右上のHCAN画像をクリックしてHPでチェック!

 

さて、そんな昨年の熱いHCANの夜を思い出させてくれたアニマル・コレクティヴのメインソングライターでもある、エイヴィ・テアことデイヴィッド・ポートナーが先日7月21日に2ndソロアルバム『ユーカリプタス』をリリースしました!(拍手!)

 

年末のDC Best Of 企画など、ことあるごとにチラついていた私のアニコレ愛。。”然るべき時期が来たら”と海の王子よろしくタイミングを計っていたのですが、ついに来ましたね、然るべき時が。この溢れる愛を語るのは今しかない!ということでエイヴィもといアニコレ特集しちゃいます。

 

しかも!

 

なんと今回

エイヴィご本人に直接インタビュー

も敢行しちゃいました!(感涙)
そちらは次回【アニマル・コレクティヴ特集Vol.2】にて公開しますのでしばしお待ちくださいね。

去年のHCANの感想やアマゾンでのレコーディングの思い出、ストリーミングが席巻するこの時代の音楽の聴かれ方についてなど、アルバムのことだけでなくいろいろ訊いちゃってます。収録曲の「Jackson 5」ってあのジャクソン5のこと?最近どんな音楽にハマってる??などなど、盛りだくさんの質問に答えてもらいましたよ!

 

まずはエイヴィの新作、これを読んでいるあなたがもしもまだアルバムを聴いていなのなら、今すぐチェックです!!

 

 

まずはアルバムをザックリと御説明しますね。

 

初期アニコレファンも大満足のサウンド

 

2014年にはエイヴィ・テアズ・スラッシャー・フリックス名義で、元ダーティー・プロジェクターズのメンバーでもあるエンジェル・デラドゥーリアンと、ポニーテイルやボアダムスでの活躍で知られ、さらにはアニコレの最新作『ペインティング・ウィズ』のツアーではドラムも務めているジェレミー・ハイマンと共に、アルバム『エンター・ザ・スラッシャー・ハウス』をリリースしましたが、ソロ名義”エイヴィ・テア”としては2010年の『ダウン・ゼア』以来なんと約7年振りのニューアルバムとなりました。

今作でも元ダーティー・プロジェクターズの(そして元恋人でもある)エンジェル・デラドゥーリアンがゲスト参加しているものの、エイヴィ・テアズ・スラッシャー・フリックスとは全く異なり、アニコレ初期の名盤『サング・トングス』『キャンプファイヤー・ソングス』などを彷彿とさせるサウンドとなっており、初期アニコレファンには特に聴いていただきたいアルバムです。

 

 

レコーディングはアニコレメンバーのディーケンことジョシュが担当

 

私の、一ファンとしての感想を図々しくも述べるとするならば、ギターを基軸としたフォーキーなサウンドに、サンプリングされた様々な音を近年のエイヴィ作曲のトラックに見られるトライバルなテイストで絡めあげ、アニマル・コレクティヴの最新作、『ミーティング・オブ・ザ・ウォーターズ』の為のアマゾンでのフィールドレコーディングを経てまた新たな境地に達した、インダストリアルの華を一挙に咲かせたような、そんなイメージの作品。アルバム全体を通して何度も何度も聴くほどに染み入るし、歌詞からもサウンドからも、外に向かうエネルギーを感じると同時に、並行して内を色濃く表現したとてもパーソナルで繊細な印象を受けました。

 

エイヴィのベッドルームでディーケンことジョシュとレコーディングされたという本作、最近なかなかアニコレ作品へ参加していなかったディーケンの久々の登場は、なんだか嬉しいものがありますよね!

 

アルバムはピッチフォーク 7.6点をはじめ、海外評価もいい感じですよ!

Q Magazine – “注意深く構成された幻覚の様なランダムな視点、そして所々に散りばめられたサイケ感が美しく融合されている” 4*

Drowned In Sound – “疑う余地のないほどにAveyの最高傑作である”  8/10

Prog Magazine – “アニコレリーダーによる目眩く宇宙フォーク”

 

“疑う余地がない程の最高傑作”って。もう、とりあえず聴いてみるしかない言い方。ずるいわ~!うまいわ~!

 

 

7年ぶりのソロ、エイヴィ・テア名義のアルバム

 

それにしても7年ぶりって。生まれたての赤子が小学生に、中学1年生が大学1年生になっちゃいますよね。

とはいえその7年間、みなさんご存知の通り何も制作をサボっていたわけじゃあ無いんです。ライヴは勿論、たくさんリリースもしています。アニマル・コレクティヴとしてのスタジオ・アルバムの他にも、中にはCDリリース無しで、ヴァイナルやデジタル配信のみのものもあったり。

そんなアニコレの最近の作品の中でも、今回エイヴィのソロ・アルバムのリリースにあたって、『ペインティング・ウィズ』の次にリリースされたアルバム『ミーティング・オブ・ザ・ウォーターズ』は、アルバムのサウンド面からも似たテイストを感じます。

まだここDCでは取り上げていなかったので、この機会にアニコレ・ディテクティヴなわたくしめがご紹介いたしましょう!

自然音のサンプリングや収録楽曲など、いろいろなところで今作に繋がってくる&次回公開のインタビューの中でも話が出てきますので、予習も兼ねて♪

 

 

 

アマゾン熱帯雨林でフィールドレコーディングした『Meeting of the Waters』(20174月)

 

アルバム『ペインティング・ウィズ』をリリースした後、今年4月にアルバム『ミーティング・オブ・ザ・ウォーターズ』をリリースしていたことはご存知でしたか??

バンドメンバーからエイヴィ・テアとジオロジスト、そして2016年に発表した最新アルバム『ペインティング・ウィズ』でも共同プロデューサーとして手腕を発揮したSonny DiPerriによって、ブラジル北部はマナウスの外れのアマゾン熱帯雨林にて、2016年1月29日から2月3日に約1週間かけて現地アマゾンの森林の中でレコーディングされた、不定形音楽集団ことアニマル・コレクティヴの最新アルバム『ミーティング・オブ・ザ・ウォーターズ』

作品ごとに参加メンバーが異なることもアニコレならではの味の一つですが、今回はよく二人でDJ出演するなどしているエイヴィとジオロジストのコンビによる作品で、パンダさんとディーケンは不在だったようですね。

新曲を4曲収録し、アナログは今年のレコード・ストア・デイに全世界限定1,200枚としてリリースされました。アナログは限定枚数でしたが、安心してください、デジタル配信しています!

※最新アルバム『Meeting of the Waters』の配信リンクはこちら!
リンク:http://smarturl.it/ud64r4

 

そしてこの4曲目。お気付きになりました?

気付いた方さすがです、鋭い。この4曲目は冒頭でご紹介したエイヴィのソロ・ニュー・アルバム『ユーカリプタス』に収録されている「Selection of a Place」の別バージョン(Rio Negro Version)なんです。わかりやすく言えばアマゾンバージョンでしょうか。ここでエイヴィのソロとつながってくるんですね~。改めて聴き比べても、どっちのバージョンもいいな~~。

 

 

ギターを基調とし、自然味溢れるサンプリングとミステリアスな雰囲気が凝縮された二つとないサウンド

 

アマゾンと聞いて想像するのは、広大な自然、環境破壊、ピラニア、千石先生あたりなのは私だけではないと思いますが(世代がバレますね)、そんなところでレコーディングだなんてめちゃくちゃ貴重な機会、どんな体験だったことか計り知れないですよね。未知すぎて。アルバムから感じられる自然味溢れる一音一音、サンプリングされたサウンドから感じられるアマゾン感というかジャングル感、、ミステリアスで神秘的な音像、他では味わえないこの世界観に圧倒されます。

バンドの作品から似たテイストの作品を挙げるとすれば、03年名作『キャンプファイアー・ソングス』あたりでしょうか。そう、音のテイストも今回のエイヴィソロに通じているんです。当時に通じるサイケデリックかつプリミティブなアシッド・フォーク / フリー・フォークのテイストが感じられるサウンドとでもいいましょうか。昔からのアニコレファンも大満足間違いなしな一作です。

 

 

Vicelandのエピソード「Earthworks」企画

 

それにしてもマナウス?熱帯雨林??って感じですよね。どういう経緯でそんなところでレコーディングされたのか気になるところだと思います。これはVICEによるTVメディアチャンネル、Vicelandにて環境問題にまつわるトピックを放送しているエピソード「Earthworks」の一環として、アマゾン熱帯雨林へ訪れた際にフィールドレコーディングされた作品なんです。

 

YouTubeにそのエピソードが全てアップされているので御時間ある際に是非見てみてください。(Chapter 6まであります!)残念ながら日本語字幕が無いのですが、映像を観るだけでも壮大なアマゾンの雰囲気が感じられると思います。

観る前と後ではアルバムの聴こえ方も変わってくるかも?

 

<101 Earthworks: Animal Collective: The Amazon Chapter 1>

『ペインティング・ウィズ』の発売日が2016年2月19日なのでまさに、その直前、彼らはアマゾンにいたんですね。(そんなこと誰が予想していたでしょう?!)

普段から何かと自然や動物の保護企画に参加したりと関心の高いアニマル・コレクティヴのメンバーですが、本作の収益の一部はアマゾン地域の保全などの為に働くNGO団体へ渡るそうです。そんなところもまた素敵。。

 

そんな素晴らしい作品をアニマル・コレクティヴとしてリリースし、そしてからのエイヴィのソロ・アルバムなんです。『ミーティング・オブ・ザ・ウォーターズ』を聴いてからアルバムを聴くと、“この流れ、なるほどな~”と思ってもらえるはず。『ペインティング・ウィズ』からの『ユーカリプタス』ではなくて、ね。経験したことやマインドの向かう方向、全ての事象が血となり肉となりアルバム、音楽が制作されるのだなあとしみじみ感じますね。

 

長々と語ってしまいましたが、次回、いよいよエイヴィ・テアの最新ソロ・アルバムに迫るインタビュー公開です。乞うご期待!

 

アルバムたくさん聴いて待っててね!!

 

 

■リリース情報

アーティスト名:エイヴィ・テア(Avey Tare)
タイトル:ユーカリプタス(Eucalyptus)
レーベル:Domino / Hostess
品番:HSE-1250
発売日:絶賛発売中!
リンク:http://smarturl.it/u8htdc

 

 

 

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