【新章開幕】解散の危機を乗り越え進化を遂げた英オルタナティブ・ロックバンド、デフ・ハヴァナ!


ホステスの可愛いインターンがメタル、ハードコア、オルタナ、ロック縛りで新譜を紹介シリーズ、第二弾!今回は、新作『All These Countless Nights』をリリースしたUKのオルタナティブ・ロックバンド、デフ・ハヴァナについて過去作品を振り返りながらご紹介!(text by ちのっち)

Deaf Havana photo 1

■そもそも、デフ・ハヴァナってどんなバンド?
イギリスのノーフォーク出身のロック・バンド。2005年にJames Veck-Gilodi(リードヴォーカル)、Lee Wilson(ベース)、Ryan Mellor(元メンバー)が高校で共にバンド活動をしていたことが全てのはじまり。後に、カレッジ・オブ・ウエスト・アングリアでTom Ogden(ドラム)とSebastian Spitz(元メンバー)が加わり、Deaf Havanaを結成。レーベル契約するまでに自作で7曲もリリースしたDIY精神溢れるバンドだ。デビュー以来、4作のアルバムをリリースしているが、面白いのはリリースする度に彼らの音楽が大きく変化しているところ。デビュー当初はスクリーモやハードコア・ロック調の楽曲が多く、最新作『オール・ジーズ・カウントレス・ナイツ』ではオルタナティブ・ロックの色が増している。

■デビュー・アルバム『Meet Me Halfway, at Least』
2009年にデビューアルバム『Meet Me Halfway, at Least』をリリース。Young GunsのGustav Woodをフィーチャリングした「3 Cheers for the Easy Life」や代表曲「Friends Like These」を筆頭に、ハードコア・メタルもしくはポスト・ハードコア色の強い曲のつまったアルバムだ。

「Friends Like These」

そしてこのアルバムは、スクリーマーでありバンド創設者のRyan Mellorが参加している最後のアルバムでもある。。。。

■セカンド・アルバム『Fools and Worthless Liars』
Ryan Mellor脱退後に制作された2作目となるアルバム『Fools and Worthless Liars』。当時のポップ・パンクの流れを汲み取って、前アルバムのポスト・ハードコアのスタイルから抜け出したパワー・ポップ色の強いロックへと曲調を変化させている。Ryan Mellorの脱退を受け、このアルバムからバンドのフロントマンはJamesに。James曰くこのアルバムを作るのに苦労したとのことで、歌の内容は彼の身近なノスタルジアだったり、やるせない気持ち、不安についてであった。本作は、UKアルバムチャートで49位、UKインディーアルバムチャートで9位、UKロックでチャートでは念願の1位を獲得。これを機に、以前より大きな会場やフェスに参加するようになり、一気にスターダムへのし上がった。(2012年のReading and Leeds Festivalsではメインステージで演奏!)

「I’m A Bore, Mostly」

■サード・アルバム『Old Souls』
2013年にBMGより3作目となるアルバム『Old Souls』をリリース。一躍彼らを有名にしたセカンドアルバム『Fools and Worthless Liars』ではクラシックなロックが多かったが、このアルバムではよりトラディショナルなロックンロールにアプローチ。この頃より、ヴォーカルJamesの弟であるMatthew(ギター兼サイドヴォーカル)、Max Britton(キーボード)をメンバーに加え6ピース・バンドに。このアルバムではバンドの幼馴染だった友人Philの自殺、親友の引越し、知り合いの結婚前の妊娠、ホームタウンが変わっていく様子、Veck-Gilodi兄弟の父親などについて書かれている。やや意味深&重たいテーマを扱っており、過去作品とは違った雰囲気のアルバムだ。

Philについての2曲↓
「Hunstanton Pier」

「Boston Square」

■最新作『All These Countless Nights』
待望の最新作『All These Countless Nights』はSo Recordingsより2017年3月にリリース。前作リリース後には金銭的な問題で解散の危機を経験した彼ら。昨年公開された「Sing」「Trigger」を含む計14曲が収録されている(日本盤はさらにボーナストラックが2曲収録)。今作ではよりロックの多様性を重視したような楽曲が多くなっている。例えば「Fever」ではグランジを効かせ、「Seattle」ではカントリー・ロック、「England」ではファンクロックなグルーヴを効かせいる、、、といったように。内容は引き続きパーソナルなもので、「Seattle」は新しい家に引っ越し周りの環境になじめない気持ちを歌っている。本作ではキャリア最高位であるUKアルバム・チャート5位を獲得し、Deaf Havanaはスランプからの完全復活を遂げた!

「Sing」

「Trigger」

「Fever」

■おまけ
彼らの音楽は毎アルバムごとに変わることが魅力と言いましたが、実はもう一つ。それは彼らのアコースティックセッションがとにかく良いということ!いつもの力強いサウンドとは違った、哀愁のような雰囲気を楽しめるので、ぜひチェックしてほしい。

最新アルバムより「Trigger」のアコースティックセッション

セカンドアルバムより「Little White Lies」のアコースティックセッション

■商品情報
アーティスト名:Deaf Havana(デフ・ハヴァナ)
タイトル:All These Countless Nights(オール・ジーズ・カウントレス・ナイツ)
レーベル:So Recordings / Hostess
品番:HSU-5170
定価:2,100円+税
※初回仕様限定:ボーナストラック・ダウンロードコード付ステッカー封入(フォーマット:mp3)。ボーナストラック2曲、歌詞対訳(中村理菜)、ライナーノーツ 付

1. Ashes, Ashes
2. Trigger
3. L.O.V.E
4. Happiness
5. Fever
6. Like A Ghost
7. Pretty Low
8. England
9. Seattle
10. St Paul’s
11. Sing
12. Pensacola, 2013
13. Cassiopeia(ボーナストラック)
14. Anemophobia Part II(ボーナストラック)

日本盤ダウンロードボーナストラック
1. Trigger (Acoustic)
2. Sing (Acoustic)

※iTunes配信中!(高音質Mastered For iTunes仕様)
リンク:https://itunes.apple.com/jp/album/all-these-countless-nights/id1194877248?app=itunes&ls=1&at=11lwRX

■ショート・バイオ
英キングスリンにて2005年に結成。2009年にデビュー・アルバム『Meet Me Halfway, At Least』をリリースするまで7作もの自主企画CDやシングルを発表。当初はスクリーモ、ポストハードコア色の強い作風だったが、2010年にヴォーカルのRyan Mellorの脱退をきっかけに変貌を遂げる。2011年にメジャーレーベルBMGに移籍し、『Fools & Worthless Liars』が<BBCロック・アルバムチャート>で見事1位を獲得 。解散の危機を乗り越え、2017年3月に3作目となる『オール・ジーズ・カウントレス・ナイツ』をリリース。バンド結成史上最高位となるUKアルバムチャート初登場5位を獲得した。