10月のプレイリスト:ハウ・トゥ・ドレス・ウェルのアルバムリリース記念に<Weird World>レーベルサンプラーが試聴スタート!



こんにちわ!
中目黒English Tigerです。

PitchforkのBest New Musicで8.4点をとったあのハウ・トゥ・ドレス・ウェルのアルバム「Total Loss」が来週発表されるよ!!!(日本盤がね。)そのアルバムからの最新シングル「& It Was U」もPitchforkのBNMを獲得しました。

& It Was U by How To Dress Well

前回のエントリーにはハウ・トゥ・ドレス・ウェルの感動的なリリックについて書きました。
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で今回はハウ・トゥ・ドレス・ウェルのレーベルWeird Worldの22歳のオーナーJack Shankly(ジャック・シャンクリー)と、このアルバムのプロジューサーRodaidh(ロデー)をインタビューしました!Weird Worldは英レーベルDomino Recordings傘下のレーベルでウォッシュト・アウト, スミス・ウエスタンズ, メロディーズ・エコー・チャンバーなどのバンドをリリースしてます。

Jackにレーベルのサンプラーを作ってもらってDCの10月のプレイストにしました。右側のプレイヤーからストリームされますよ。

Peaking Lights — Dream Beat
Melody’s Echo Chamber — I Follow You
Smith Westerns — Weekend
How To Dress Well — Set It Right
Washed Out — A Dedication


それを聞きながらインタビューを読んでください。まずはレーベルオーナーJackからです。


Digital Convenience(以下DC):あなたは以前「Transparent」というレーベル/ブログを運営して、How To Dress WellやActive Child、Perfume Genius、Yuck、Purity Ringなどのアーティストのリリースをしていましたよね。こういったアーティスト達や、Weird Worldに所属しているWashed Out、Smith WesternsやPeaking Lightsなどのバンドはどのようにして見つけているのですか?
Jack Shankly:これらのバンド達とは、色々な違った方法で出会ったよ—僕が定期的にチェックする膨大な数のウェブサイトを巡回している時だったり、まだ新しい音楽の主な発信源だった頃のMyspaceを覗いている時だったり、友達から教えてもらったりね。それもみんなオタク精神の賜物だよ、こういう風に特別な何かを探し当てるっていうことが世界で一番好きなことなんだ。「Transparent」は実は今も続いてはいるんだよ、今は一時休止中だけどね。その間に色々探して、遠くないうちにレーベルからもっと新しい作品やアーティストをリリース出来るように準備しているよ。

DC:ロンドンではよくライブに足を運びますか?あなたにとってロンドンは、新しいバンドを見つけるためのインスピレーションに溢れた街でしょうか?
JS:ロンドンではだいたい週に4回、時には5回くらいライブに行くね。ロンドンはとても刺激的だよ。僕が思うに、少なくとも「バンド」について言えば今はアメリカから沢山のエネルギーが発信されている時期だけど、ロンドンのエレクトロニック・ミュージックのカルチャーは世界中他のどこよりも断然面白いよ。

DC:イギリスまたはアメリカの新しいバンドでこれはチェックしておくべき、というのはありますか?
JS:個人的には今はJulia Holter、DIIV、Ami Dang、Run DMT、Koreless、Sam Flaxとかがお気に入りだよ。

DC:他のレーベルであなたに影響を与えたものはありますか?
JS:主に同世代の、友人だったり何かの繋がりのあるレーベルから刺激を受けることが多いかな。True Panther SoundsやUnderwater Peoples、Leaving Records、Merokとか。どれも熱心で素晴らしいビジョンを持ったレーベルで、彼らのアーティスト第一主義なやり方には影響を受けているよ。古いレーベルだと、Flying Nun、4AD、Postcardとかが好きだね。

DC:ホステスではDominoを通しHow To Dress Well、Fat Possumを通してMelody’s Echo Chamberの日本でのリリースをしますが、あなたがこの2組と契約するに至った経緯を教えて頂けますか?
JS:How To Dress Wellは2009年に、Trasparentから彼の7インチをリリースした時から知っていたんだ。彼の美しい声と作品の中の感情的な重み、そして具体的な芸術的ビジョンにすぐに惹き付けられたね。彼が『トータル・ロス』のために新しいレーベルを探していたとき、僕は是非それをやりたいと思ったんだ。彼のやってきたことの集大成のような作品だし、同時に大胆な進歩もしている。
Melody’s Echo Chamberはもっと最近になってから聴いたんだけど、聴いてすぐに好きになったよ。「I Follow You」は普遍性のある曲だね、すごく自然でリラックスしているし。アルバム全体のプロダクション、作曲や構成もとてもエキサイティングだよ。




ありがとうJack!
これからリリースするアルバムも期待してます!
次はハウ・トゥ・ドレス・ウェルのアルバムがプロデュースしたRodaidhです。The xxのデビュー作をXLのスタジオでプロジュースした人ですよ。


Digital Convenience:How To Dress Wellを知らない人達のために、簡単に彼を紹介してもらえますか?
Rodaidh McDonald:トム・クレルはアメリカ出身のシンガー、プロデューサー、アーティストで、今はヨーロッパに住んでいる。彼はここ数年、インターネット上に美しくて変わった音楽をアップロードし続けてきた。2010年にはファーストアルバム『ラヴ・リメインズ』をリリースし、その後オーケストラを中心としたEP『ジャスト・ワンス』を発表した。彼のボーカルは美しく繊細なR&B風のファルセットだけど、彼の音楽は様々なジャンルや強弱の入り交じったものだよ。

DC:トムとの共同プロデュースによるHow To Dress Wellのアルバムの制作はどのようなものでしたか?
RD:素晴らしい経験だったし、僕ら2人とも出来上がった音楽にとても満足しているよ。元々HTDWは独自の音楽性をしっかり確立していたけど、それを基にして更に完璧で、シンプルで、パワフルな曲を作り、僕らが制作を始める前に話し合っていたようなレコードを実際に作り上げていく手伝いをするというのは素晴らしかった。僕らは主に夜中に、ロンドンやニューヨークのスタジオ、僕の家やシカゴにあるトムの家で制作をした。ミックスはXLのスタジオでしたよ。

DC:どのような経緯でこのアルバムを共同制作することになったのですか?
RD:Weird Worldのジャックが僕らを紹介してくれて、それ以降お互いに連絡を取ったりmp3やデモを送り合ったりするようになったんだ。2011年の9月にはスタジオに入って、1ヶ月間レコーディングをしてから、11月くらいまでかけて少しずつミックスをしたよ。

DC:Weird RecordsのA&Rであるジャック・シャンクリーはアルバムの制作には関わったのでしょうか?
RD:アルバムが完成するまでレーベルは決まっていなかったんだ。僕とトムとマネージャーのカレブの3人で曲順まで決めたよ。全部完成するまでどのレーベルにも聴かせなかった。ジャックのクリエイティブなアイデアは、僕ら皆のことを繋ぐ役割を果たしてくれたよ。

DC:The XXのデビューアルバムの制作と今回を比べてみて、どのような違いがありましたか?
RD:The XXの時はプロデュースはしなかったんだ、やったのはレコーディングとミックスだけさ。あのアルバムをやった時にはもう曲のアレンジや構成は出来上がって暫く経っていたから、必要だったのはそれを美しく録音して、それぞれの曲の完成形のバージョンを作ることだけだった—それを納得いくまでやるのにはかなり時間がかかったけどね。『トータル・ロス』では曲の殆どがざっくりしたデモの状態から始まって、僕らが一緒に制作していく中で形になっていった。トムの元々持っていたアイデアを組み立てて発展させて、それぞれの曲に仕上げるっていうのが制作の大きな部分を占めていたんだ。

DC:あなたが現在King Krueleと4ADのDaughterの2組とも一緒に仕事をしていると聞き、私達もとても興奮しているのですが、そちらのプロジェクトがどうなっているかは教えて頂けますか?
RD:どちらもとても上手くいっているよ。Daughterとは2曲出来上がってて、そのうちの一曲「Smother」はシングルとしてもうすぐリリースされる。近いうちに2週間くらいスタジオに行って他の曲にも取りかかる予定だよ。King Krueleのシングル「Rock Bottom」と「Octopus」ももうすぐリリースされる。でも、アルバムについてはまだあまり詳しいことは話せないな!

Octopus by King Krule

通訳:Hakozaki Hikari

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